2025/02/26
【スキンケアアイテムの役割と順番が知りたい方へ】化粧水と美容液と乳液の違いとお手入れの流れを紹介

最終更新日 2025/02/26
化粧水、乳液、美容液などスキンケアアイテムはたくさんありますが、それぞれの役割についてご存知でしょうか?また使い方や順番も重要で、間違った方法で使ってしまうと思ったような効果を得られません。そこで化粧水、乳液、美容液の役割や正しい使い方、そしてスキンケアでトラブルが起こった場合の対処法について解説します。ぜひ毎日のお手入れの参考にしてみてください。
目次
スキンケアの目的
スキンケアは、肌を紫外線や花粉、摩擦などの外部の刺激から守り健やかな状態に保つためにおこないます。具体的には次のような目的があげられます。
肌の汚れを取り除く
肌には、塵やホコリ、花粉、汗などに加え、皮脂、古くなった角質などの目に見えない汚れもたくさん付いています。またメイクをしている方はメイク汚れも付着しています。これらをそのまま放置すると肌トラブルの原因になるため、クレンジングや洗顔によって肌の汚れを取り除く必要があります。
肌に必要な水分や油分を補う
肌を健やかな状態に保つためにはバリア機能の働きが不可欠です。肌のバリア機能を保つためには、外的および内的要因によって水分や油分が失われた際に、適切に補給する必要があります。化粧水や乳液などによって水分や油分を補いバリア機能の働きを助けることは、スキンケアの重要な目的です。
理想の肌に近づける
シミやしわを防ぎたい、ハリやツヤのある肌を目指したいなど、人によってさまざまな悩みや理想があるでしょう。スキンケアの基本は肌を清潔に保ち、健やかな状態を保つことですが、化粧品にはセラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなど特定の効果を期待して配合される「訴求成分」があります。こうした成分が入った化粧品を選ぶことで、自分の理想の肌に近づくことができます。
スキンケアアイテムの役割と種類(1)クレンジング・洗顔料
汚れを落とすという観点で代表的なアイテムがクレンジングと洗顔料です。
クレンジングはメイクを落とす目的で使用します。オイルタイプ、クリームタイプ、ミルクタイプ、ジェルタイプ、ローションタイプ、シートタイプなど種類が豊富で、クレンジング力や使いやすさなど、好みに合わせて選べます。通常のメイクであればクレンジングのみで落ちますが、アイメイクなど落ちにくいメイクの場合はポイントリムーバーを使ったほうがスムーズに落とすことができます。
一方で洗顔料は、肌表面の汚れを洗い流して落とすアイテムです。固形石鹸、洗顔フォーム、洗顔クリームなどさまざまなタイプがあります。また、古い角質などのタンパク質汚れに効果を発揮する酵素洗顔料なども人気です。洗顔料はほとんどが使用時に水を加え、手のひら上で泡立ててから使用する界面活性剤型です。界面活性剤型は親水性が高く、お風呂場などでも使用可能ですが、メイクなど油分の多い汚れを落とすことはできません。そのため、メイクをした日には基本的には洗顔だけでなくクレンジングも必要です。ただし、ダブル洗顔不要の洗顔料であれば、メイク汚れを落とすこともできます。
スキンケアアイテムの役割と種類(2)化粧水
化粧水には肌に必要な水分を補給する役割があります。とくに洗顔後の乾燥している肌に最初に使用することが多いアイテムです。
化粧水は種類が豊富なことも特徴です。配合される水分や油分の量によって「さらさら」や「しっとり」など、多種多様です。また、機能面を見ても、水分を補給する化粧水のほかに、肌を引き締める作用のある収れん化粧水や、古い角質を取り除くふき取り化粧水など、さまざまなものがあります。
スキンケアアイテムの役割と種類(3)美容液
美容液は一般的に美容成分を含むアイテムで、シミやしわを防ぎたい、ハリの低下を予防したいなど、特定の悩みへの効果を期待して使われます。価格が高いものが多く使用しない人もいますが、近年は消費者の美への意識が高まっていることや技術開発が進んだこともあり、さまざまな悩みに特化した製品が増えています。おもに高保湿、ハリ・ツヤ改善、毛穴、美白などを目的としたものがあります。また化粧水を肌に浸透しやすくする目的で使われる「導入美容液」も美容液の一つです。
スキンケアアイテムの役割と種類(4)乳液、保湿クリーム
乳液や保湿クリームはおもに肌に油分を補給し、水分の蒸発を防ぐ役割があります。これらのアイテムを使うことで、肌が乾燥しにくくなりうるおいを保ちやすくなります。
乳液も保湿クリームも基本的には同じ目的のアイテムですが、乳液は油分と水分がバランスよく配合されています。一方で保湿クリームは脂溶性の保湿成分をより多く含んでいます。
お手入れの順番は、化粧水の後に使用することが一般的です。ただし、化粧水の浸透を促す作用を持つ先行型乳液の場合は化粧水の前に使用します。
スキンケアアイテムの役割と種類(5)その他
スキンケアアイテムにはほかにもさまざまな種類があります。ここでは、その他のアイテムをまとめて紹介します。
日焼け止め
紫外線から肌を守るスキンケアアイテムです。クリームタイプ、ジェルタイプ、ミルクタイプ、スプレータイプ、パウダータイプなど種類が豊富で、使いやすさに合わせて選ぶことができます。また日焼け止め効果のある乳液や美容液もあります。さらに、紫外線防御効果もさまざまで、季節や外出時間、外出先などに合わせて使い分けることも可能です。
日焼け止めには紫外線防止剤として、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤のどちらか、もしくはその両方を配合した製品がありますが、一般的に「敏感肌用」として販売されているものは、紫外線散乱剤のみのものです。
フェイスパック
フェイスパックには、不要な角質などを取り除くピールオフパックや、化粧水や乳液では入りきらない有効成分をじっくりと浸透させるシートパックなどがあります。目的によって使う種類が異なります。
オールインワン化粧品
化粧水や乳液、美容液、保湿クリームなど複数のケアが1つでできるアイテムで、ゲル(もしくはジェル)タイプのものが一般的です。1つのアイテムでスキンケアが完了するため、時短ケアが叶う点や、すべてのアイテムを揃える場合に比べて安く済む点などが魅力です。
スキンケアアイテムを使う順番について
ここまでさまざまなスキンケアアイテムをご紹介しました。ここからは、スキンケアアイテムを使う際の正しい順番について解説します。
朝のスキンケア
まずは、寝ている間にかいた汗や皮脂、寝具のホコリで汚れた肌を洗顔料で洗います(正しい洗顔方法はこちら )。次に化粧水で保湿し、美容液、乳液の順番でケアしましょう。そして、この後に日焼け止めを塗ります。日焼け止めは、軽い屋外活動なら「SPF15」「PA+」程度で十分ですが、屋外でのスポーツやレジャーなら「SPF30」以上、「PA+++」以上のものがおすすめです。活動によって日焼け止めの種類を使い分けるとよいでしょう。
参考:日本化粧品工業会
なお、スキンケアの後すぐに日焼け止めを塗る場合は、油分の少ない乳液を選ぶとよいでしょう。日焼け止めがうまくつかない、メイクがよれるといったトラブルを防げます。また、軽くティッシュオフをしてから日焼け止めを塗るのもおすすめです。
夜のスキンケア
まずはクレンジングを使ってメイクや日焼け止めなどを落とし、洗顔で残った肌の汚れを洗い流します。その際、肌に負担をかけないようにやさしく洗うことが重要です。洗顔後は、化粧水でしっかりと水分を補い、美容液、乳液の順で使用します。またより保湿力が欲しい場合は乳液の代わりに保湿クリームを使うのもおすすめです。
その他、必要に応じて導入美容液やフェイスマスクを使用するとよいでしょう。
ご紹介した順番は、あくまでも一般的なスキンケア方法です。化粧品メーカーによっては推奨する順番が異なるため、確認してください。
スキンケアが原因で肌トラブルが起こってしまったら
スキンケアの影響で肌トラブルが起こることがあります。原因として大きく次の2つが考えられます。
使用するアイテムが肌に合わない
スキンケアアイテムが肌に合わず、赤みが出たりヒリヒリしたりすることがあります。特に初めてのアイテムは肌に合わない可能性を考慮して、サンプルなどで試してから使用することをおすすめします。また、これまで問題なく使用できていたアイテムでも、トラブルが起こる可能性は十分に考えられます。体調不良やストレス、月経周期、レーザー治療・光治療後などは肌が不安定になる要因として挙げられます。肌が敏感なときは、負担のかかる成分が入っていないものを選ぶほうが安心です。また、スキンケアアイテムの保管方法が誤っていたり、開封後、かなり時間のたっているものを使ってしまったりすると、性状などが変わり肌トラブルを引き起こす可能性があります。
肌に負担のかかる方法でスキンケアをしている
1日何度もクレンジングや洗顔をしている、ゴシゴシ力を入れてマッサージをしている、肌をたたくようにパッティングをしているなど、間違った方法でのスキンケアは肌に負担をかけます。このような方法でおこなっているとたとえスキンケアアイテムが肌に合っていたとしても、トラブルが起こる可能性があります。スキンケアは優しくおこなうことが基本です。強い力でお手入れしないように注意しましょう。
また肌トラブルが起きている場合や、治療中の場合などは、スキンケア方法を医師に相談することもおすすめです。
スキンケアで肌が赤くなった、かゆくなった、痛みが出たというときは、原因と考えられるアイテムの使用をすぐに中止しましょう。継続して使用すると症状を悪化させます。必ず使用を中止して皮膚科を受診しましょう。肌トラブルの原因と考えられるアイテムや、トラブルが現れた直後の患部の写真などを受診時に持参すると、正しい診断につながります。
今回はスキンケアアイテムの役割とお手入れの手順などについてご紹介しました。ふだん何気なくおこなっている方もいるかもしれませんが、これを機にスキンケアの方法を見直してみてはいかがでしょうか。
まとめ
- スキンケアの目的は肌を清潔に保ち、健康な状態を維持すること
- クレンジングと洗顔料は汚れを落とし肌を清潔に保つためのアイテム
- 化粧水は水分補給に、乳液と保湿クリームは油分補給と水分蒸発防止に使う
- 美容液は一般的に特定の肌悩みに作用する成分が含まれている
- 朝のスキンケアは洗顔→化粧水→美容液→乳液→日焼け止めの順番でおこなう
- 夜のスキンケアはクレンジング→洗顔→化粧水→美容液→乳液(または保湿クリーム)の順番でおこなう
- スキンケアで肌トラブルが起きた場合は、使用を中止し皮膚科医に相談する